長崎に招かれた紛争当事国 透ける世界の分断、苦慮にじんだ平和宣言
このままでは、核戦争に突き進んでしまう――。長崎市の平和宣言は、各地で続く紛争の「即時停戦」を訴えながら、当事国の名指しは避けた。国際社会で進む分断に拍車をかけたくない、との苦慮がにじんだ。
「争いを今すぐやめてください」。9日の平和祈念式典で、鈴木史朗・長崎市長は呼びかけた。ロシアやイスラエルなどの当事国が念頭にあったが、国名に触れなかった。
市によると、被爆者や有識者らが平和宣言の素案を検討する委員会では「国名を出すべきだ」との声もあったが、「敵国のように扱うことが分断と対立を生む」などの懸念から見送った。
「間違っていると言えるのは広島・長崎だけ」
市は昨年、紛争を続けるイスラエルを招待せず、反発した米英などの大使が式典を欠席。そうした背景もあり、今年はイスラエルやロシア、ベラルーシも招待した。
「核の威嚇をしている国を招…
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